たなかれいこ  
たなかれいこ たなかれいこ

食のギャラリー612/(株)612代表
オーガニックフード&ライフスタイルプロデューサー
料理家


612のことを知っていただくには…

私と食べ物の歴史をお話しさせていただくのが一番 と思い、したためてみましたちょっと長いですがお読み下さい。

たなか れいこ




N.Y.での経験
N.Y.で知った楽しさ


私が始めて日々の自分のごはんをつくる様になったのは28才の時、一年間程暮らしたN.Y.でのことでした。それまでは、母も外で仕事を持っていたのに、夕ごはんは母に頼りきっていました。

N.Y.ではアーティストの友達とは持ち寄りパーティーのことが多く、チャイナタウンまで自転車をとばし、鯖一尾を買ってきて、おろす技術などないのでお腹の中だけなんとか出し、そこにしょうがと長ねぎを適当にきざんでアルミホイルに包んでオーブンで焼いて持っていくと大好評!アメリカ人は誉めるのが上手なので何だか料理が楽しくなってきました。


電撃結婚そして食事班
無農薬有機栽培イコールおいしい!


N.Y.からもどってきて、ちょうど30才の時、出会って一ケ月で今の連れ合いと結婚をしました。N.Y.に行くまではコマーシャルのスタイリストをしていたのですが、結婚をした頃は仕事を再開していなく、時間があったので私の方が食事班をすることになり、スーパーなどで野菜を買ってくるのですが、何だかピンとこない おいしさが感じられない…と思い、おいしいやさいはないのかと探している時に、弟の友達カップルがこれはどう…とくれたのがシナシナのほうれん草。洗ってゆでてみるとびっくり、色も鮮やかでピンピンのほうれん草に変身。そしてとてもおいしいのにまたびっくり。聞けば無農薬有機栽培のほうれん草とのこと。私の頭の中に無農薬有機栽培イコールおいしい!がインプットされた瞬間でした。

食事班を担当しているうちに、ひとつひとつおいしい素材は何なのか、どんなものか探究するのが面白くなってきて、こんな面白いことをずーっとしていたい…そうだ仕事にすれば、ずーっと食べ物の事を考えていられると考え、ほとんど料理の経験がないのにN.Y.の弁護士や銀行員の友達のパーティーで知ったケイタリングサービスの形で食の仕事をスタートさせてしまったのです。そして無農薬有機栽培の農家と直接のおつき合いも始まりました。


食の仕事始める
ケイタリングサービス そして レストラン


始めは友達の現代アートのギャラリーのオープニングパーティーから、やがて建築家やアパレルメーカーなどクリエイター関係の100〜200名分のケイタリングをする様になっていきました。料理など習ったこともなかったのですが、パーティーの主催者の意向を料理で具体化することはスタイリストの仕事とそう変わりはありませんし、畑からとどくおいしいやさい、ちゃんとした調味料を使えばだいじょうぶ。おいしい料理はできる…とくいしん坊の私はカクシンがありました。

その内に南青山でレストランを開くことになりました。旬の食材を使ったその日のおまかせコースのみ。お客様は広告代理店、テレビ局・マスコミ関係者、作家、クリエイター、お役人といった方々でお仕事がらみの接待の席というのがほとんどでした。

お席に着いた時は緊張したお顔なのですが、お食事が終わる頃はもう皆様顔がゆるんでフニャフニャの笑顔。お皿のお料理も今まで2名の方をのぞいて残っていたことがありません。こんな経験から本当に旬の健康的な食べ物は人をリラックスさせ、自然に笑顔が出てくる程幸せな心地にするのだということが納得させられることとなりました。


力のある素材で元気に
皆に伝えたくて教室に


でもお客様からはこの複雑な味のおいしい料理はとても手がかかっているのでしょうね…といった反応。いえいえそうではなくて畑からとどく野菜、海で元気に泳いでいた魚、ストレスがなく健康的に育った動物の肉…皆そのまま素材の力があるのでちょっとした料理でとびっきりにおいしくなるのですヨ…ということをお伝えしたくって18年前に「612食べ物教室」をひらくことにしました。

力のある素材を使うと料理がシンプル、かんたんであるだけではなく、私達の体と心を健康に導いてくれます。実は私は幼い頃より、虚弱で小児リウマチや腎臓病など重い病気も経験してずっと体力がなくおもいっきり何でもできない、根気が続かないという風でした。

それが30才から畑からとどく旬のやさい、健康的な肉や魚、伝統的な調味料を使った食べ物を食べているうちに30代より40代そして50代と本当だったら更年期などと言われる時もなんともなく60代に入った現在がいちばん元気で幸せに暮らせて気力も充実しています。その上こういった素材の食べ物は食べたいだけ食べても太らないというおまけ付き。


612食べ物教室は…。
塩からひとつひとつ納得しながら


612食べ物教室はレストランのお客様のフニャフニャの笑顔そして健康な体と心を食べ物が与えてくれることを経験していただく場です。力のある食材のこと、ちょっとした料理法、コツ、楽に調理ができる技術など、すべて私の経験から生み出された事をお伝えします。

食べる事はとてもプライベートな事です。あなたの暮らしのスタイルの中にどうやっておいしい健康的な食卓を実現するかは、あなたしだいです。でも、だいじょうぶ、力のある食べ物はあなたをしっかりサポートしてくれます。

まず塩から徐々にひとつひとつ納得しながら食べ物との付き合いが始まると必ず良い方向に変わっていきます。今まで「612食べ物教室」を受講された皆が、証明しています。どうぞあなたもあなたにあった612の講座で、他では経験できない食べ物まわりのことを体験して下さい。料理は女性だけのものではありません。男性も大歓迎。